スマートグリッドの基礎知識

次世代の電力ネットワークであるスマートグリッドについての話

スマートメーターによる測定

従来の電気メーターでは金属盤の回転を歯車で指針に伝えることで消費電力量を示しており、円盤の回転は消費する電力によって速くなったり、遅くなったりします。


スマートメータではこの円盤の代わりに電線を流れる電気の量を測定する電子センサーを使い、屋内に流れる電圧と電流を測り、この2つを掛け合わせた電力の大きさをデジタル信号に変え、半導体のメモリーに電子データとして蓄積します。




この蓄積された電子データを数値で表示すれば電力消費量が計算できますし、そこに電気の料金単価を掛ければ、電気代も表示できるようになります。


しかも1カ月単位といわず、15分単位、1時間単位、1日単位として細かく消費した電気の量を知り、その時の電気代も簡単にわかるようになります。


電力供給事業者にとっては、「個々のユーザがどれだけの電気を消費しているのか」「消全体的に消費が増えているのか、減っているのか」を図ることができますし、電気料金を請求するための基礎データともなります。