スマートグリッドとは?
実はスマートグリッドというのは、様々な使われ方があり、アメリカなどではスマートメーターによる省エネのことであったり、日本においては既に送電線網がしっかりしているので、この時点でスマートグリッドだなどと言われることもありますし、具体的になにを指すのがわかりにくかったりするのですが、ここ最近ではスマートグリッドの概念として、「供給と需給の双方向性を持つ、電力と情報の新しいインフラ」だという考えがあり、このポイントを押さえておけば、どんな場合において発言されていたとしても、そのイメージ像はつかみやすくなっています。
さて、ここ最近注目となっている「スマートグリッド」なのですが、実は日本の場合、巨額の資金を投じて送配電網をしっかりと構築してきたこともあり、すでに「スマートグリッド」が確立されており、スマートグリッド先進国だと言われることもあるんです。
というのも、アメリカを例に挙げると、電力の自由化によって数千もの電力関連会社が乱立し、送配電網を集中管理することが難しくなり、しばしば大規模停電が起こり、経済に大きな損失を与えていたりするのです。
これは、日本においては考えられないことですよね。
とはいえ、日本のスマートグリッドも先ほどの「双方向性を持つ、電力と情報のインフラ」という点からみれば、IT化が進んでいるとは言えず、実質的なスマートグリッド化が十分であるとは言えません。
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