発電所から自宅まで
スマートグリッドを理解するためには、電気がどのようにして発電所から我々の家庭や職場まで届いているのかを知っておく必要があります。
まず発電所で作られる電気は大電流、低電圧となっており、これをそのまま送電してしまうと、電線を通る間の抵抗により、どんどん電力をロスすることになります。
ちなみにこの電力ロスは、電流の二乗に比例して大きくなるので、このロスを減らすためには電流を小さくすればいいということになります。
そこで電流を小さくしつつ、同じ電力を送るために、電圧を上げればいいということになります。
ここで出てくるのが「電力(W)」=「電流(A)」X「電圧(V)」。
つまり発電所からは高電圧に変電した電力を送り出し、家庭に近づいてくるにつれて、再び電圧を下げていくということになります。
発電所では2万ボルト以下の低電圧が作られ、そこから電力ロスをなくすために、27.5万~100万ボルトに昇圧し超高圧線で電力が送電される。
さらに15.4万ボルトに降圧され特別高圧線で送電されたものが変電所で6600ボルトにに降圧され、電柱などで100ボルト、200ボルトに降圧され、家庭に配電される。
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